NHK大河ドラマ『義経』第8回「決別」
大河ドラマ『義経』も第8回を迎えました。
長いような、あっという間のような2ヶ月です。
そんな第8回にして、ようやく──
葵・徳川三代 揚羽蝶・平家三代 が
ほとんど勢揃いするシーンがありました~!
“平家贔屓120%”をキャッチフレーズにして
駄文を書き続けて苦節(?)2ヶ月。
ようやくこの構図が拝められたとは♪
*
オープニング前の解説──
今回は、藤原氏の十八番とでも言うべき
娘を妃にして、天皇の祖父になっちゃおう計画
(そのまんま、ですが…(^^;)
の解説が。
藤原氏の「200年の栄華」といった表現が、少し新鮮でした。
具体的な年数って、あまり気にしなかったもので…(^^;
*
…と言うわけで、今回も平家から感想を書いていきます♪
親子三世代が一堂に会するシーンもあり
今回は平家率が高くて、見応え充分でした(^^)
小松の兄上(重盛)──
前回、手に持った扇子を何度も
げしげし床や柱に打ちつけて、激怒していた小松の兄上。
今回の注目は“小松の兄上がどこまでキレるか”
だったのですが、いざフタを開けてみれば…
三位の邸と思しきところから
烏帽子を奪って出てきたシーンから、でした。
ぜひとも、三位邸への討ち入りシーンから
じっくり観たかったです~!(^^;
うつぼたちのシーンをさくっと削れば
充分、描けたような気がしてなりません。
ひょっとして、一応撮ったのにカットされたのでしょうか。
どこぞの映画みたく「ディレクターズカット版」とか
ありませんかね~?(笑)
そして。
平家一門の寄合@西八条邸シーンでは
子どもたち(小松ブラザーズ“維盛&資盛”)の失態を
父・清盛に詫びつつも…
清盛と二人っきりで会話するシーンでは
父・清盛に代わって平家一門をまとめる、という小松の兄上。
「鬼にもなりまするっ!」と言う表情には
ある種の、長男としての悲壮感が感じられて◎でした。。
「鬼にならねばならぬなら、わしがなる」の北条時宗@和泉元彌とは、えらい違いです。
このときの、父・清盛の表情も◎です。
今回(第8回)ほど、今までに
小松の兄上がクローズアップされた回はありませんでしょう…。
そして違う寄合の場面では
遮那王の動向に関して「事は剣呑っ!」と憂いていました。
「いかがかと」「由々しきこと」と来て…遂に「事は剣呑っ!」と
表現される、小松の兄上の憂い具合。
小松エマージェンシー・レベル1「いかがかと。」
小松エマージェンシー・レベル2「由々しきこと。」
小松エマージェンシー・レベル3「事は剣呑っ!」
だんだんと、難しい漢字が使われてきています(笑)。
果たして、レベル4はあるのでしょうか?
仲冬が独自に予想すると…
レベル4は「猶予ならざる仕儀っ!」といったところかと。。(^^;
入道相国(清盛)──
入内を拒む徳子ちゃんへの説得を
時子さんに頼むシーンで発せられた、このセリフ。
「法皇様と並んで、帝の義父(ちち)となる」
普通、娘が産んだ子が即位して天皇となったとき
外戚(祖父)として権力を手に入れる、といった解説は
あちこちで見かけますが…
“義理の父となる”という表現は
結構、新鮮に感じました。
そして…今回、もっとも問題(?)となった
蓮華王院(三十三間堂)のシーン。
セ○ムしているとは到底思えない清盛邸に紛れ込んだ
ヘンなばーさん(お徳)に再び吹き込まれて
一人で蓮華王院に参拝する、という理不尽さや…
「自分が建てたのだから、自分一人で御仏に手を合わせるのも功徳」
というヘ理屈も、よくわかりませんが…(苦笑)
遮(遮那王)と対面するのは、いかがかと。
(もちろん、小松の兄上風に)
「父親」といった感情が少し残っている清盛ゆえ
演出として、オイシイと踏んだのでしょう。。(遠い目)
「なにゆえ出家せなんだっ!」と激しく問い詰めるくらいなら
今からでも引っ捕らえて、出家させて然るべきかと。。(^^;
小松の兄上も、拗ね拗ね宗盛くんも、表現に違いはあれど
出家していない遮の存在に気を揉んでいたのですから。。
加えてツッコミを入れるなら…
この時代、三十三間堂の千手観音たちは
もっと金色に光り輝いていたと思うのですよね。。
現代の三十三間堂で
建立当時の時代劇を撮るのは、いかがかと。。(^^;
そして、最後のツッコミ。
清盛さん、なんと遮の目の前で“忽然と姿をくらます”
という離れ業をやってくれましたっ!
絶対にあの短い時間に姿をくらますことは不可能ですっ!
もはや、瞬間移動と言っても過言ではありますまい。
「瞬間移動………」
そこで、ふっと「ある考え」に行き着いた仲冬。
清盛入道くん…キミってば、ひょっとして
サーチェス持ってるとか!?(笑)
瞬間移動は、未来路くんも「心臓にえらい負担のかかるもの」と
言ってたのだから…多用しないようにの、入道どの…(笑)
すいません。実は今になって「ぼく地球」(ぼくの地球を守って)に
ハマっている霜月仲冬でした(^^ゞ
宗盛、知盛、重衡──
平家一門の寄合シーン。
頭を下げるつもりは毛頭ないっ!と、頑として
主張する小松の兄上の隣で──
「何を言うか、小松の兄上は…」といった
表情を浮かべて一瞥する宗盛くん。
今回の宗盛くんの言い分には
それなりに、一理あると仲冬は思います。
平家一門と、平家一門に不安と不服を抱くお公家~ずの
両方を視野に入れている宗盛くん。
彼は彼なりに、松ちゃんをはじめとしたお公家~ずと
平家一門のパワーバランスを考えているのでしょう。
あくまで毅然とした態度をとるべきと
主張する、小松の兄上と知盛……
宗盛くんの言い分にも一理ある、と時忠……
この仲冬ならば、どちらかというと
宗盛くんに同意したいところかもしれません。
寄合が終わってから、小松の兄上と同じく
あちこちに扇子をバシバシしていましたが…
鬼気迫る小松の兄上と違って、扇子を打ちつけるにしても
どこか卑屈さが感じられるのは、さすがと言えばさすがです(笑)
弟たちにも嫌われているっ!と短絡的に
考えが飛躍するあたり。
やっぱり「拗ね拗ね宗盛くん」でした…(苦笑)
盛国(左衛門尉)
平家一門の寄合シーンでは、やっぱり一人だけ直垂姿でした。
政子さんと頼朝兄の仲を疑って
大番役の北条時政を召し出し、詰問している盛国くん。
この仲冬、いつぞやの覚日律師のように、ワケのわからない
理屈をこねられて混乱しないかと、心配でした(笑)
常盤さん、覚日律師、北条時政…と
盛国は、詰問役が板に付いてきましたね。
後白河法皇──
平家一門に対して
松っちゃんを始めとしたお公家~ずが愚痴るシーン。
少し、目に涙を滲ませていた雅仁くん。
心中を慮る(おもんばかる)に余りあります…。
余談──
「おぉ~、大河ドラマの平家一門、総出演だ~っ!!!!」
存在を抹消されている門脇くん(教盛)たちを除けば…
親子三代にわたる平家一門が
初めて一堂に会する貴重なシーン──
だと思っていましたが……この霜月仲冬、
「あれ? そう言えば…池殿は!?」
と、池頼盛の存在をすっかり忘れていましたっ!!(^^;
ちなみに、このことを気付いたのは
リアルタイムの放送が終わって
20時45分のニュースを観ている最中でした(笑)
そして源氏方……
頼朝兄&北条政子──
海岸で、得体の知れないミステリーサークル(?)を眺める兄。
そこへ、理不尽なまでに都合良く登場する政子さん。
「京」「摂津の福原」「伊豆」「奥州平泉」
わが国を眺めている、と兄は言っていますが…
霜月仲冬、少し気になることがありました。
この時代、日本地図ってなかったですよね?
兄が描いたであろう4つのミステリーサークル、
距離感や方角が、あり得ないくらいに正確だったような気がします。
まるで、伊能忠敬の日本地図でも見知っているかのように。
何かの展覧会で目にした、戦国時代の日本地図は
なんだか「つぶれあんパン」のように
扁平なものが多かったような気がしますが…。。
う~ん、どうなんでしょ?
「黙り込んだ分、火種はくすぶる」
「物事は渦中にあるより、遠くから眺めた方がよく見える」
今回、珠玉…とまではいかないまでも
なかなか味のある一言が多かった兄。さすがは武田晴信です(謎)
遮那王と有象無象たち──
前回(7回)の感想から、遮那王と入力するのは
めんどいので「遮」と呼んでいます(笑)
相変わらずストーカーまがいな行動に
突っ走っている弁慶くん。
平家の武士達の前で平然と「武蔵坊弁慶」と名乗っていましたが…
特に咎めだてることもありませんでした。。
“刀狩り”の一件は、無罪放免なんでしょうか!?
とっても気になりました。。
五足が「ほなな。」と、別れの言葉を軽く表現したのは
結構、好感度高かったです。
小松の兄上に石を投げつけた無礼な振る舞いは
今でも覚えていますが。(^^;
うつぼは、ごめんなさい。もういいです。。(苦笑)
それにしても、新宮十郎義盛(行家)の存在が
忘れられかけている気がしているのは、私だけでしょうか。。
我らが常盤さん──
遮との対面シーン。
まるで、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの絵画
を彷彿とさせる、淡く紅い燭光に照らされた常盤さん。
あぁ……もう、本当にステキすぎます…(ぽわわ~ん)
テレビ画面をキャプチャーして
パソコンの壁紙に設定したいくらいです。
確か、遮の出家を願っていたような気もしますが
そんなこともうどうでもいいです。(笑)
常盤さん@稲森いずみに直垂を着せてもらうシーンに至っては
「遮、いいなぁ………」
と、羨望の眼差しをテレビに向かって送っている
仲冬の姿がありました。
私が常盤さんに直垂を着せてもらったら…
少なくとも1週間は着替えませんとも。
会社へも、直垂姿のまま行くと思います(笑)
もし、通勤ラッシュ時の山手線車内に直垂姿のサラリーマンがいたら
それは霜月仲冬である可能性が極めて濃厚です。
(直垂姿のサラリーマンって…(^^;)
さすがに脇差しは、銃刀法における不法所持になりそうなので
置いていきますが…(笑)
*
小松谷が紹介された、今回の『義経紀行』。
ただ…大臣は「だいじん」ではなく
「おとど」と読んで欲しかったのは、この仲冬だけではありますまい。
いよいよ来週、遮が元服して九郎義経になるようです。
のっけからこんなこと書くのも何ですが…
近江の源 義経こと、山本義経は登場するのでしょうか??
(もちろん、遮とは別人らしいです)
NHK大河ドラマ『義経』感想 一覧
《関連ブログ》
2005.03.05 「裏浦別館庫」様
2005.03.05 「MYSTIFIED」様
2005.03.05 「晴れのち平安」様
2005.03.05 「モモ記付古典徒然」様
【この刹那の一曲:東儀秀樹 『蘭陵王』】
長いような、あっという間のような2ヶ月です。
そんな第8回にして、ようやく──
ほとんど勢揃いするシーンがありました~!
“平家贔屓120%”をキャッチフレーズにして
駄文を書き続けて苦節(?)2ヶ月。
ようやくこの構図が拝められたとは♪
*
オープニング前の解説──
今回は、藤原氏の十八番とでも言うべき
娘を妃にして、天皇の祖父になっちゃおう計画
(そのまんま、ですが…(^^;)
の解説が。
藤原氏の「200年の栄華」といった表現が、少し新鮮でした。
具体的な年数って、あまり気にしなかったもので…(^^;
*
…と言うわけで、今回も平家から感想を書いていきます♪
親子三世代が一堂に会するシーンもあり
今回は平家率が高くて、見応え充分でした(^^)
小松の兄上(重盛)──
前回、手に持った扇子を何度も
げしげし床や柱に打ちつけて、激怒していた小松の兄上。
今回の注目は“小松の兄上がどこまでキレるか”
だったのですが、いざフタを開けてみれば…
三位の邸と思しきところから
烏帽子を奪って出てきたシーンから、でした。
ぜひとも、三位邸への討ち入りシーンから
じっくり観たかったです~!(^^;
うつぼたちのシーンをさくっと削れば
充分、描けたような気がしてなりません。
ひょっとして、一応撮ったのにカットされたのでしょうか。
どこぞの映画みたく「ディレクターズカット版」とか
ありませんかね~?(笑)
そして。
平家一門の寄合@西八条邸シーンでは
子どもたち(小松ブラザーズ“維盛&資盛”)の失態を
父・清盛に詫びつつも…
清盛と二人っきりで会話するシーンでは
父・清盛に代わって平家一門をまとめる、という小松の兄上。
「鬼にもなりまするっ!」と言う表情には
ある種の、長男としての悲壮感が感じられて◎でした。。
「鬼にならねばならぬなら、わしがなる」の北条時宗@和泉元彌とは、えらい違いです。
このときの、父・清盛の表情も◎です。
今回(第8回)ほど、今までに
小松の兄上がクローズアップされた回はありませんでしょう…。
そして違う寄合の場面では
遮那王の動向に関して「事は剣呑っ!」と憂いていました。
「いかがかと」「由々しきこと」と来て…遂に「事は剣呑っ!」と
表現される、小松の兄上の憂い具合。
小松エマージェンシー・レベル1「いかがかと。」
小松エマージェンシー・レベル2「由々しきこと。」
小松エマージェンシー・レベル3「事は剣呑っ!」
だんだんと、難しい漢字が使われてきています(笑)。
果たして、レベル4はあるのでしょうか?
仲冬が独自に予想すると…
レベル4は「猶予ならざる仕儀っ!」といったところかと。。(^^;
入道相国(清盛)──
入内を拒む徳子ちゃんへの説得を
時子さんに頼むシーンで発せられた、このセリフ。
「法皇様と並んで、帝の義父(ちち)となる」
普通、娘が産んだ子が即位して天皇となったとき
外戚(祖父)として権力を手に入れる、といった解説は
あちこちで見かけますが…
“義理の父となる”という表現は
結構、新鮮に感じました。
そして…今回、もっとも問題(?)となった
蓮華王院(三十三間堂)のシーン。
セ○ムしているとは到底思えない清盛邸に紛れ込んだ
ヘンなばーさん(お徳)に再び吹き込まれて
一人で蓮華王院に参拝する、という理不尽さや…
「自分が建てたのだから、自分一人で御仏に手を合わせるのも功徳」
というヘ理屈も、よくわかりませんが…(苦笑)
遮(遮那王)と対面するのは、いかがかと。
(もちろん、小松の兄上風に)
「父親」といった感情が少し残っている清盛ゆえ
演出として、オイシイと踏んだのでしょう。。(遠い目)
「なにゆえ出家せなんだっ!」と激しく問い詰めるくらいなら
今からでも引っ捕らえて、出家させて然るべきかと。。(^^;
小松の兄上も、拗ね拗ね宗盛くんも、表現に違いはあれど
出家していない遮の存在に気を揉んでいたのですから。。
加えてツッコミを入れるなら…
この時代、三十三間堂の千手観音たちは
もっと金色に光り輝いていたと思うのですよね。。
現代の三十三間堂で
建立当時の時代劇を撮るのは、いかがかと。。(^^;
そして、最後のツッコミ。
清盛さん、なんと遮の目の前で“忽然と姿をくらます”
という離れ業をやってくれましたっ!
絶対にあの短い時間に姿をくらますことは不可能ですっ!
もはや、瞬間移動と言っても過言ではありますまい。
「瞬間移動………」
そこで、ふっと「ある考え」に行き着いた仲冬。
清盛入道くん…キミってば、ひょっとして
サーチェス持ってるとか!?(笑)
瞬間移動は、未来路くんも「心臓にえらい負担のかかるもの」と
言ってたのだから…多用しないようにの、入道どの…(笑)
すいません。実は今になって「ぼく地球」(ぼくの地球を守って)に
ハマっている霜月仲冬でした(^^ゞ
宗盛、知盛、重衡──
平家一門の寄合シーン。
頭を下げるつもりは毛頭ないっ!と、頑として
主張する小松の兄上の隣で──
「何を言うか、小松の兄上は…」といった
表情を浮かべて一瞥する宗盛くん。
今回の宗盛くんの言い分には
それなりに、一理あると仲冬は思います。
平家一門と、平家一門に不安と不服を抱くお公家~ずの
両方を視野に入れている宗盛くん。
彼は彼なりに、松ちゃんをはじめとしたお公家~ずと
平家一門のパワーバランスを考えているのでしょう。
あくまで毅然とした態度をとるべきと
主張する、小松の兄上と知盛……
宗盛くんの言い分にも一理ある、と時忠……
この仲冬ならば、どちらかというと
宗盛くんに同意したいところかもしれません。
寄合が終わってから、小松の兄上と同じく
あちこちに扇子をバシバシしていましたが…
鬼気迫る小松の兄上と違って、扇子を打ちつけるにしても
どこか卑屈さが感じられるのは、さすがと言えばさすがです(笑)
弟たちにも嫌われているっ!と短絡的に
考えが飛躍するあたり。
やっぱり「拗ね拗ね宗盛くん」でした…(苦笑)
盛国(左衛門尉)
平家一門の寄合シーンでは、やっぱり一人だけ直垂姿でした。
政子さんと頼朝兄の仲を疑って
大番役の北条時政を召し出し、詰問している盛国くん。
この仲冬、いつぞやの覚日律師のように、ワケのわからない
理屈をこねられて混乱しないかと、心配でした(笑)
常盤さん、覚日律師、北条時政…と
盛国は、詰問役が板に付いてきましたね。
後白河法皇──
平家一門に対して
松っちゃんを始めとしたお公家~ずが愚痴るシーン。
少し、目に涙を滲ませていた雅仁くん。
心中を慮る(おもんばかる)に余りあります…。
余談──
「おぉ~、大河ドラマの平家一門、総出演だ~っ!!!!」
存在を抹消されている門脇くん(教盛)たちを除けば…
親子三代にわたる平家一門が
初めて一堂に会する貴重なシーン──
だと思っていましたが……この霜月仲冬、
「あれ? そう言えば…池殿は!?」
と、池頼盛の存在をすっかり忘れていましたっ!!(^^;
ちなみに、このことを気付いたのは
リアルタイムの放送が終わって
20時45分のニュースを観ている最中でした(笑)
そして源氏方……
頼朝兄&北条政子──
海岸で、得体の知れないミステリーサークル(?)を眺める兄。
そこへ、理不尽なまでに都合良く登場する政子さん。
「京」「摂津の福原」「伊豆」「奥州平泉」
わが国を眺めている、と兄は言っていますが…
霜月仲冬、少し気になることがありました。
この時代、日本地図ってなかったですよね?
兄が描いたであろう4つのミステリーサークル、
距離感や方角が、あり得ないくらいに正確だったような気がします。
まるで、伊能忠敬の日本地図でも見知っているかのように。
何かの展覧会で目にした、戦国時代の日本地図は
なんだか「つぶれあんパン」のように
扁平なものが多かったような気がしますが…。。
う~ん、どうなんでしょ?
「黙り込んだ分、火種はくすぶる」
「物事は渦中にあるより、遠くから眺めた方がよく見える」
今回、珠玉…とまではいかないまでも
なかなか味のある一言が多かった兄。さすがは武田晴信です(謎)
遮那王と有象無象たち──
前回(7回)の感想から、遮那王と入力するのは
めんどいので「遮」と呼んでいます(笑)
相変わらずストーカーまがいな行動に
突っ走っている弁慶くん。
平家の武士達の前で平然と「武蔵坊弁慶」と名乗っていましたが…
特に咎めだてることもありませんでした。。
“刀狩り”の一件は、無罪放免なんでしょうか!?
とっても気になりました。。
五足が「ほなな。」と、別れの言葉を軽く表現したのは
結構、好感度高かったです。
小松の兄上に石を投げつけた無礼な振る舞いは
今でも覚えていますが。(^^;
うつぼは、ごめんなさい。もういいです。。(苦笑)
それにしても、新宮十郎義盛(行家)の存在が
忘れられかけている気がしているのは、私だけでしょうか。。
我らが常盤さん──
遮との対面シーン。
まるで、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの絵画
を彷彿とさせる、淡く紅い燭光に照らされた常盤さん。
あぁ……もう、本当にステキすぎます…(ぽわわ~ん)
テレビ画面をキャプチャーして
パソコンの壁紙に設定したいくらいです。
確か、遮の出家を願っていたような気もしますが
そんなこともうどうでもいいです。(笑)
常盤さん@稲森いずみに直垂を着せてもらうシーンに至っては
「遮、いいなぁ………」
と、羨望の眼差しをテレビに向かって送っている
仲冬の姿がありました。
私が常盤さんに直垂を着せてもらったら…
少なくとも1週間は着替えませんとも。
会社へも、直垂姿のまま行くと思います(笑)
もし、通勤ラッシュ時の山手線車内に直垂姿のサラリーマンがいたら
それは霜月仲冬である可能性が極めて濃厚です。
(直垂姿のサラリーマンって…(^^;)
さすがに脇差しは、銃刀法における不法所持になりそうなので
置いていきますが…(笑)
*
小松谷が紹介された、今回の『義経紀行』。
ただ…大臣は「だいじん」ではなく
「おとど」と読んで欲しかったのは、この仲冬だけではありますまい。
いよいよ来週、遮が元服して九郎義経になるようです。
のっけからこんなこと書くのも何ですが…
近江の源 義経こと、山本義経は登場するのでしょうか??
(もちろん、遮とは別人らしいです)
NHK大河ドラマ『義経』感想 一覧
《関連ブログ》
2005.03.05 「裏浦別館庫」様
2005.03.05 「MYSTIFIED」様
2005.03.05 「晴れのち平安」様
2005.03.05 「モモ記付古典徒然」様
【この刹那の一曲:東儀秀樹 『蘭陵王』】
この記事へのコメント
仲冬さんのご感想はいつも的を得ていて、うんうんと
うなづきながら笑わせていただいております。
サーチェスってどこかで聞いたような・・・と思っていたら
「ぼく地球」じゃないですか~!
懐かしい~。なぎもハマりましたよ♪青春時代に・・・。
平家のためなら鬼にもなる「イイ人」な小松の兄上v
どんどんみじめになっていくちょっとかわいそうな宗盛くん
このギャップがたまりませんねぇ♪
常盤さん 綺麗でしたよね!
反面、タッキーのお着替えを手伝えるなんてうらやましい!と
思ったり。(笑)
ではでは。失礼いたします。(^^)/
お気に入りでーす。
わ~いv「ボクタマ」だぁ♪と、PCの前でニヤけてしまいました。
友人から借りて授業中読んでいましたよ(コラ)。
次回からいよいよ義経ですね。自分も遮那王って打つのが面倒なので助かります。脳内では仲冬様と同じで「遮」一文字に変換しております。
たくさんの盛'sに当方満足しておりますが、ホント、修理大夫殿や門脇殿はドコへ行ってしまったのでしょう?そろそろ薩摩守も出てきて良さそうなもの…。
直垂姿のサラリーマン、素敵過ぎですv
スーツよりもよっぽど活動的かもしれません(笑)。
こんにちは。お楽しみいただけて何よりです♪
「サーチェス」に反応していただけて嬉しい限りです(^^)
「ぼく地球」、私は去年の冬に初めて読みはじめたので
むしろ今ハマっています(笑)
今回の宗盛くん、それなりにまともなこと言って
「お!?」と思ったのですが
相変わらず拗ね拗ねモード全開でした(笑)
小松の兄上が亡くなった後、一門の行く末がホントに不安です。。
常盤さんの、蠱惑的な美しさには魅了されっぱなしです(^^;
タッキーが奥州に向かえば、出てこなくなっちゃうんでしょうかね…。
東儀秀樹のアルバム、私も何枚か買ったり
図書館で借りたりしています(^^)
去年のコンサートにも一人でフラッと聴きに行ったり…(笑)
こんにちは。「ぼく地球」ですが、
実は「ボクタマ」と読むことを知ったのはつい最近です(笑)
最初は「ボクチキュウ」とそのまま読んで
「言いづらいなぁ…」と首をひねっていました…(^^ゞ
学生時代、クラスの女子たちが騒いでいたことを覚えています。
IMEに「遮那王」を登録するのはイヤだったので
「遮」の一文字で済ますことにしました(笑)
経盛、教盛、そしてご指摘通り、忠度もいませんよね。。
能登守やら無官大夫やら、このまま
抹消されてしまうんでしょうか…(遠い目)
あるいは、ナレーションで済ますつもりかも。。(>_<)
直垂姿のサラリーマン、想像すると笑ってしまいます。
肩と耳に受話器を挟みながらパソコンのキーボードを
カチャカチャする直垂姿やら…直垂姿で名刺交換したり(笑)
間違いなく、顔を覚えてもらえそうではあります。が…(^^;
今月、歌舞伎座の十八代目中村勘三郎襲名披露公演、
昼の最期の演目は「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」。
もう何度も観ていて、途中居眠りするのが常だっだのです(笑)。
「義経」観ていてよーくよーく考えたら、なんと一條殿@蛭子さんと
常盤@稲盛いずみさんのお話ではありませんか!
つくり阿呆(阿呆の真似)として平家を欺き、実は源氏再興を
願っているというヒジョーにカッコいい人物として描かれています。
もちろん常盤御前も出てきます(なぜか十二単の盛装で)。
いやー、今まで平家物語に全く興味がなかったので(^^ゞ
目から瓦が落ちたような気分です(笑)。
再来週、歌舞伎座に行くのがとても楽しみなのですが、
大好きな新・勘三郎さんの顔が蛭子さんの顔になりそうで怖い(爆)。
逆に、あのオタオタとした一條殿@蛭子さんの姿の裏に
平家に対する秘めた心が隠れていると考えても面白いです。
もう一條殿@蛭子さんは登場しないのかしら(笑)。
こんばんは。私自身、あまり詳しくないので恐縮なのですが(^^;;
『一條大蔵譚』の字面を見るに間違いなく
大蔵卿長成@蛭子能収ですね♪
あの飄々とした表情の裏に、そんな思惑が潜んでいたとは…(*_*)
「さぁさぁさぁさぁさぁ、どうぞどうぞどうぞ、こちらへこちらへ」
このオトボケキャラも、実は計算ずくなのかもしれません。
ある意味、助演男優賞ものです(笑)